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2009年08月13日
がんばらない、鎌田實先生医ゼミ講演会報告

反対の発想をするように、指導してきた。
みんな合理的に生きてきている。遠くのことを考えると、研修の2年間は短い。小児科志望なら高齢者ケアで有名な病院での研修がいいかもしれない。
将来と違う場所での研修をしてみるとよい。
鎌田先生自身も、当時、都落ちと言われて諏訪に来た。
その時は、これ以上悪くはならないだろう4億円の赤字がある病院。
地域は不健康。
病院は赤字。
市の国民保険の運営も火だるま。
でも、一つ歯車が良くなれば全部良くなる。
年間80回の健康教育を行った。
当時は地域を健康にしてどうする?という声も。
医療は信頼を売る商売
長期的には成功するような病院を目指した。
脳卒中はこの2〜30年で確実に減ってきている。長寿なのに医療費が安い街になった。
保健師さんと協力して無料でデイケアを行ったり、温泉にでかけてあったかな医療を提供。
街が人が動き出した。
制度がないからできないではない。最初は制度はない。
医療、看護、介護がヒエラルキーのない状態。
本当の話をしながら、ショックをやわらげるように伝えることを考えるのが腕の見せどころ。
89歳のじいちゃんが株を売り買いしている。
しゃべれなくなると本当のことを伝えて、自身がそれを受け止めたため、ワープロをいじりはじめた。
67歳の鎌田先生が今も診察している。
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公立病院だからあったかなことをしていればいいかな。
から、あったかな制度・施設があればいいのではないか?と思って病院を作っていった。
助産師さんの現場報告
パパママになる準備は必要ということで、教室を開いている。
妊婦さん家族にはバースプランを作ってもらう。家族がプランを立ててもらってそれに沿った医療を行う。
カンガルーケア・へそのおの切断・お産後の振り返りを行い、お母さんたちの間に育児サークル誕生。
緩和ケア病棟の看護師さんの現場報告
全国190の緩和ケア病棟の一つ。
6室の個室でゆったりとした時間を過ごしてもらっている。
苦痛全般を和らげるように、家にいるのと同じような空間を目指している。スタッフと一緒にバーベキューを食べたりしている。
酸素15Lでも笑顔で過ごせる。
緩和ケア病棟遺族会の開催。退院したら終わりではない関係性。
共感・苦・悩・涙・存。
先にいく人からの贈り物を受け取っている。
緩和ケア病棟の回診。産婦人科医師も勉強するために入っている。
緩和ケア病棟には笑顔があふれている。
木陰で死ぬ寸前まで本を読んで楽しんでいる。
看護師さんの現場報告
ボランティアの活動とフィッシュ哲学を取り入れた活動があたたかな医療を支える。
外来図書ボランティア。エレクトーンの演奏。障害者高齢者パソコンクラブ。グリーンボランティアによる庭造りやバザー。アニマルセラピーで、犬を抱いた患者さんはりりしい。
フィッシュ哲学fromシアトル魚市場の導入。
仕事を楽しむ。相手を喜ばせる。注意を向ける。態度を選ぶ。
サンキューカード。バースデーカード。初胃カメラ終了証。退院おめでとうカード。ICUにも癒し。目指せ満開、新人看護師自立度チェック。
プリセプティー自慢で新人看護師を支える。
顔が見えるような病院
あきらめない
42歳のスキルス胃がん
高校3年生の子供の卒業式まで生きたい。
緩和ケア病棟で化学療法を希望。
経営はトントンでいいから、病院の持ち出しで取り組むことに。
緩和ケアにPT・OTが入る。
余命3カ月が1年8カ月まで伸びた。
人間にある3つのつながり
人と人とのつながり。体と心のつながり。人と自然とのつながり。
体の治療ができなくても、心の治療で体が元気になることも良くある。
患者さんが医学生たちに語りたいと言い出した。ボランティアは一方向だけでない。患者さんは学生に話すことで、自分の生きる価値も見いだしてきた。
車いすでハワイに行って金婚式。
温泉・ハワイに医師と行くことで改善する。
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イラクの子供の支援
くる病をはじめて見た。
医療も発想をちょっとかえれば役立つ。
ユニセフの支援では、看護師がリーダー。
すごいやりやすい環境であった。
チェルノブイリ
91回医師団の派遣。14億円の支援
子供助けにきてくれてありがとう。
あったかい声をかけてくれた。
骨髄移植を受けたアンドリューくん
食欲がない時でも食べられるのは、パイナップル…。
雪の中パイナップルを探した日本人のことを忘れない。
治せなくてもあったかさがあれば
厳しい医療情勢は少しずつ良くなってきている。
あったかさを忘れなければ、きっとこれからも良くなっていく。
以上、簡単で実際の講演の100分の1しか伝わるものはないかもしれませんが、
医ゼミ会場信州より
Posted by medical-q at 21:09│Comments(0)
│ちょっと一息ローカル情報局