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2009年11月21日
山梨ポスト医ゼミ 講演会メモ
11月14~15日に開催された山梨大学でのポスト医ゼミに参加してきました。
詳しくは
全国医学生ゼミナール
http://www.izemi.com/
山梨市立牧岡病院院長 古屋 聡 医師
[学生発表とキーワード]
医療費配分が不適切
都市重視の政策
医療費抑制政策
介護が不十分な状態では、病院医療からのうば捨て状態。
第1次産業の活性化の努力なしでは医療も盛り上がらない。
独居高齢者100人を受け持ち、往診は月に200件
山梨の地域医療
産科医不足 分娩可能施設24→17施設へと減少
山梨大学医学部卒業生の県内就職率35%
病床利用率30%
共同経営などで医療再生が図られている
・県内に残らない医学生対策として、地域枠を作った。
結果、現在は30名ぐらいが山梨に残るようになった。
・三重大学のおくの先生が、Dear Doctorのモデルとなっている。
山梨大学に最近、地域医療の講座ができた。
・地域医療とは?
一次医療
一般的な・慢性的な疾患(糖尿病、リウマチ、気管支喘息など)を対象とする医療
二次医療
簡単な手術ができるような医療で、入院が必要ないような医療
Q.都会と田舎の地域医療の違いは?
A.ゴッドハンドがするような手術は地域とはあまり関係ないかもしれないが、
基本的に患者と医師の関係はその背景に地域があり医療自体が地域医療であるといえる。
山間地域や離島では、病院へのアクセスが悪い。医療が患者さんへ向かっていくことも必要。
地域によっては病院までの交通費の方が医療費より高い。
Q.地域で医療を行う上で、他機関との連携が必要ですが、どのような連携をしていますか?
・・・略・・・
保健所は個別の対応は市町村へ任せるようになり、
インフルエンザの感染対策などより集団の対応を考えるようになった。
Q.第1次産業の活性化はどういう風に医療がつながるのか?
A.ペシャワール会とか見ればわかるけど、医療をやるには生活基盤が必要で、
そういう意味で第1次産業の活性化というのも重要。
・臨床研修制度について
医局の強制力がきかなくなった。市町村の首長は、医局にあいさつに行かなければならないような制度。
インターネットの普及により、教授から教わる必要もなくなってきた。以前ほど教授に必要な素質も変わってきた。
市中病院での研修でも学べる体制になった。
・地域医療をする医師は、看護師の視点に近い
・地域と連携を取る(退院調整する)コツとしては、ケースワーカーとの関係が重要
都市部ではケアマネージャー、ケースワーカー、ヘルパーなどがたくさんいるので、
顔が見えない関係になりがちで、むしろ退院調整などの他施設との連携は地方より難しい。
・地域で研修することで全ての健康問題に向き合うことになる。
医学生・研修医時代だけでなく学び続ける必要がある。
医師の仕事は誰かを幸せにすることだが、地域だとそれが見えやすい環境にある。
それが見えると自分も幸せになる。地域医療のいいところは身近な人の幸せに触れられるという事。
*塩山診療所(無床診療所)にいったのは、自治医大では3年間の地域での診療所勤務が義務付けられていたから。
Q.目指している医療は?
A.人生の目標は、不公平がなくなること。たとえば山間地域や障がいによって、
不公平になってしまわないようにしたい。隣の人に手を貸してあげられるような人になりたい。
・市と共同で働くことで、医療にアクセスできない人へのアプローチも可能になった。
・「往診200件が医療者の負担軽減につながる」
→軽傷な患者が病院に救急車で来ないようにすることで間接的に医療を助けている。
・昭和大学や順天堂大学は、医療者以外の人と相部屋で寮生活するので、垣根が低い。
・医療系学生へのメッセージ
多様な経験が役に立つ。自分が知っている良い先生は、他の仕事をやっていた先生。
どんな経験も必ず身になる。思った時に勉強はできるので、恋でも酒でも楽しんでください。
山梨のメディっこのブログ
http://yaplog.jp/yamanashiizemi/
***編集後記***
突っ込みどころ満載?
とりあえず、メモなんでまぁ
会場はこんな感じです。

トライバック 927
詳しくは
全国医学生ゼミナール
http://www.izemi.com/
山梨市立牧岡病院院長 古屋 聡 医師
[学生発表とキーワード]
医療費配分が不適切
都市重視の政策
医療費抑制政策
介護が不十分な状態では、病院医療からのうば捨て状態。
第1次産業の活性化の努力なしでは医療も盛り上がらない。
独居高齢者100人を受け持ち、往診は月に200件
山梨の地域医療
産科医不足 分娩可能施設24→17施設へと減少
山梨大学医学部卒業生の県内就職率35%
病床利用率30%
共同経営などで医療再生が図られている
・県内に残らない医学生対策として、地域枠を作った。
結果、現在は30名ぐらいが山梨に残るようになった。
・三重大学のおくの先生が、Dear Doctorのモデルとなっている。
山梨大学に最近、地域医療の講座ができた。
・地域医療とは?
一次医療
一般的な・慢性的な疾患(糖尿病、リウマチ、気管支喘息など)を対象とする医療
二次医療
簡単な手術ができるような医療で、入院が必要ないような医療
Q.都会と田舎の地域医療の違いは?
A.ゴッドハンドがするような手術は地域とはあまり関係ないかもしれないが、
基本的に患者と医師の関係はその背景に地域があり医療自体が地域医療であるといえる。
山間地域や離島では、病院へのアクセスが悪い。医療が患者さんへ向かっていくことも必要。
地域によっては病院までの交通費の方が医療費より高い。
Q.地域で医療を行う上で、他機関との連携が必要ですが、どのような連携をしていますか?
・・・略・・・
保健所は個別の対応は市町村へ任せるようになり、
インフルエンザの感染対策などより集団の対応を考えるようになった。
Q.第1次産業の活性化はどういう風に医療がつながるのか?
A.ペシャワール会とか見ればわかるけど、医療をやるには生活基盤が必要で、
そういう意味で第1次産業の活性化というのも重要。
・臨床研修制度について
医局の強制力がきかなくなった。市町村の首長は、医局にあいさつに行かなければならないような制度。
インターネットの普及により、教授から教わる必要もなくなってきた。以前ほど教授に必要な素質も変わってきた。
市中病院での研修でも学べる体制になった。
・地域医療をする医師は、看護師の視点に近い
・地域と連携を取る(退院調整する)コツとしては、ケースワーカーとの関係が重要
都市部ではケアマネージャー、ケースワーカー、ヘルパーなどがたくさんいるので、
顔が見えない関係になりがちで、むしろ退院調整などの他施設との連携は地方より難しい。
・地域で研修することで全ての健康問題に向き合うことになる。
医学生・研修医時代だけでなく学び続ける必要がある。
医師の仕事は誰かを幸せにすることだが、地域だとそれが見えやすい環境にある。
それが見えると自分も幸せになる。地域医療のいいところは身近な人の幸せに触れられるという事。
*塩山診療所(無床診療所)にいったのは、自治医大では3年間の地域での診療所勤務が義務付けられていたから。
Q.目指している医療は?
A.人生の目標は、不公平がなくなること。たとえば山間地域や障がいによって、
不公平になってしまわないようにしたい。隣の人に手を貸してあげられるような人になりたい。
・市と共同で働くことで、医療にアクセスできない人へのアプローチも可能になった。
・「往診200件が医療者の負担軽減につながる」
→軽傷な患者が病院に救急車で来ないようにすることで間接的に医療を助けている。
・昭和大学や順天堂大学は、医療者以外の人と相部屋で寮生活するので、垣根が低い。
・医療系学生へのメッセージ
多様な経験が役に立つ。自分が知っている良い先生は、他の仕事をやっていた先生。
どんな経験も必ず身になる。思った時に勉強はできるので、恋でも酒でも楽しんでください。
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***編集後記***
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Posted by medical-q at 15:28│Comments(0)
│医療を救うために勉強だ~!